長編向きのテーマと短編向きのテーマがあるということを、昨日の夜、理解した。
何度もそういう内容の文章を読んでいただろうに、全く理解していなかった。やっと腑に落ちた。
長編向きのテーマじゃないと、長編は書けないっぽい。私は一歩進んだ。違う景色が見える。
食材が長ネギと卵しかないのに、フランス料理フルコースを作ろうとしてたみたいな感じだよね。長ネギと卵じゃ炒飯か雑炊しか出来ないよっていう。
やっぱこう肉とか魚みたいなテーマがないと長編は書けないんだろう。もうわかった。
で、長編向きのテーマってどんなの? 銀河英雄伝説みたいな感じ?
最近、ソロモンの偽証の映画を観たんですけど、あれもテーマが重かった。
ところで私、長編作品、鑑賞するの得意じゃないんですよ。結構引きずるの。ずっと考えちゃうの。つまり、書くのも向いていないかもしれない。
向き不向きは置いておいて。
長編までは行かなくても、今より長い作品を作るためには、今より重ためのテーマを選択する必要がある。
ここで、これまでの作品のテーマを見返してみる。
- スイカを食べる:2,200字
- ラーメンを食べる:2,000字
- しないと出られない部屋:1,800字
- 銭湯に行く:3,000字
テーマが軽い! そりゃあ、長く書けないよ。いや、書ける人は書けるんだろうけど、膨らませる能力ないんだから、テーマであるスイカを食べ終えたら話も終わっちゃうよね。
10,000字程度のテーマを考えたい。
何かを食べるだけじゃ、1万字は無理だ。どこかに行かせるとしても、銭湯の3倍はアミューズメントな場所じゃないとだめだろう。
というか、そもそもテーマって、こういうんじゃない気もする。
ソロモンの偽証のテーマって何だろう。校内裁判をする話だけど。
「中学生が校内裁判をする」というのがテーマなのだろうか。中学生特有の歪な友情とか、それでも僕は生きていくみたいなのがテーマ? いや、歪な友情とかそういうやつは描きたいことか。あれ? 描きたいことがテーマ? ←毎回わからなくなる。何度も調べてるのに。
シドフィールドによると「主題(テーマ)とは、アクション(行動)とキャラクター」らしい。ということは、「中学生が校内裁判をする」で良いのか。
誰々が何々をするね。
早速、1万字程度のテーマを考えよう。と言っても、テーマと文字数の感覚が全く掴めていないので、難しい。
1万字程度の作品を何作か読んで、そのテーマをリストにしてみようと思う。それを参考に考えよう。