淡々と

ストレスをためない

現実逃避の夢

小鳥を飼ってみたい。

数年前の話をする。かつて私はたまにさいたま市の岩槻温水プールに泳ぎに行っていた。

東武野田線岩槻駅から20分くらい歩いて行く。その通り道で小鳥の声が聞こえることがあった。

まさに小鳥の鳴き声という感じの音が普通に交通量のある道路の歩行者通路部分に響いていた。最初、青信号の合図の小鳥音かな?と思った。それにしては音が透き通っていてきれいで、やけに遠くまで響いていた。

周囲を見渡したら、2階の窓に鳥籠を出している建物があった。その籠の中の小鳥の鳴き声のようだった。

私は一般家庭で飼育された鳥の鳴き声を聞いたことがなかったので、こんなに小鳥らしく可愛く響く声の鳥を普通に飼うことができるのかと驚いた。

以前から小鳥の見た目に好感を持っていた。ふわっとしていて小さくて温かそうでかわいいなと思っていた。加えて鳴き声まで素敵だなんて。

いつか小鳥を飼ってみたい。それ以来そう思っている。

おしゃべりをしたり、人間の手に乗ったり、非常に賢かったり、見た目が美しかったり、色々な種類の小鳥がいるらしい。

漫画「野田ともうします。」で知ったのだけれど、オウムは30年以上生きるので、30代になったらオウムを飼うかどうかの選択をした方が良いそうだ。鳥って小さいのに寿命が長いんだなと思い、小鳥の寿命を調べたら大体10年以上生きるらしい。

10年以上生きる命、世話、覚悟が必要。

現実的に考えて飼えない。

でも、いつか飼ってみたいなぁと思っている。

ベランダにネットをかけて放鳥するのが夢。