淡々と

ストレスをためない

理科系の作文技術 5章

こんがらがっているわけじゃないんだけど、わき道がボソボソと発生する。そこの処理をどうしたら良いかわからない。樹形図みたいにして整理したら良いのだろうか。

そういう文章の書き方、読んだ覚えがあるなと思って「理科系の作文技術」を引っ張り出してきた。(木下是雄(これお)って良い名前ですよね。Wiki情報だと、96歳で老衰により亡くなられたそう。物理学者。これしか著作を読んだことがないんですけど、他の作品も読んでみようかな)

はい、今、カッコで囲った作者の情報と私の感想、本題ではなくわき道。

こういう部分をどうやって適切に書くか。

 

5章再読してきた。

  • わき道は入るときは、わき道に入る前に主流から外れることを明らかにしなければならない。わき道の話と主流との関係も、わき道の最初の段階でわかるように。
  • 日本語は逆茂木型の文章になりやすい。だから最後まで読まないと理解できなくて、わかりにくい。わかりやすく読みやすい文章を書きたいのであれば、逆茂木型の文章を書かないように気をつけた方がいい。

例として、逆茂木型の論文序論を著者が書き直しているのだが、これがかっこいい。スマート。内容は同じなのに、研究内容も面白そうに感じる。

話の道筋(論理)を明確にして、どこが修飾する部分で、どこからわき道なのか、どうやって主流に戻ったのかを、読む側にわかりやすく書くようにしたい。

 

本文中、そうかーと思った部分を引用します。

論文は読者に向けて書くべきもので、著者の思いをみたすために書くものではない。序論は、読者を最短経路で本論にみちびき入れるようにスーッと書かなければならないのである。モヤモヤや逆茂木は禁物で、著者が迷い歩いた跡などは露いささかもおもてに出すべきでない。

たくさん迷って書いた文章は本文に入れたくなるけれど、話の道筋に必要がなければバッサリ削除するべき。それはただの私の迷い歩いた跡。

 

早速、わき道にそれますが、引用文の「露いささかも」が好きです。露いささかも。良い。

ブログすら話が散乱するなぁ。思考が散乱しているからだろうな。

わき道、自分は書きたいけど、話の筋道に必要なければ書かない方が良いのかもしれない。

 

終わり